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ゆめーる開発者コメント

ゆめーる封筒開発者

株式会社米谷 取締役
株式会社オカザキ 代表
岡崎國義

岡崎國義
きっかけ

私は、人に優しい、環境、地球に優しいモノづくりを考えた時に、何気ない日々の生活で「不便を感じるものを製品化できないか」を頭において、と色々と想像をしてまいりました。 その一つが封筒の開封作業です。手で破るか、ハサミ・カッターを使って中身まで、一緒に破ったり切ったりした経験はございませんでしょうか?このことは、目が不自由な人や、手先の不自由な人にはとりわけ大変な作業と思われます。「ハサミやカッターを使わずに簡単に一瞬にして開封できる」そんな"夢の封筒"ができないかと考えてみました。

開発ヒントは30数年前、子供が『ふすま』を破ったのを見た時、ふすまの中から糸がでてきて、この糸にそって、ふすまの紙がきれいに破れていったのがヒントになりました。これを封筒の開封にいかせないかと試行錯誤を重ね、封筒の折り目部分に切れ目を入れて、そこにのりをつけた糸を貼り付けたところ、うまく開封できる封筒ができあがりました。封筒は早く、安く、大量に誰もが開封しやすい封筒を作らなければ、人々のニーズに応えることができません。このため生産機の開発には苦労の連続で、改良と開発の毎日でした。2年かかってやっと試作機が完成しました。実に発想から30数年が経ちました。この封筒には、開封矢印を点字矢印にしておりますので、視覚障害者の方も四隅をさわって、点字矢印部分から簡単に開封でき、手の不自由な方でも点字矢印部分を口で挟み、引き上げていただくと開封することができます。今後は"ゆめーる封筒"がひとりでも多くの方にお役に立てるよう普及に努力する所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

たかが封筒されど封筒

封筒を受け取る側には、色々な方がおられます。男性、女性、若い方、高齢の方、子供、そして身体に障害をお持ちの方。封筒を送る側では、このことには案外、気がついていないことだと思います。封筒が手元に届いて、ハサミがないとき困りませんか。まして高齢者の方ではハサミがあってもうまくハサミが使えなかったり、手に障害をもっておられる方なら封筒を開封することは至難の作業だと思われます。 しかし、"ゆめーる封筒"はこういった方でも開封できる方法があります。指先が不自由な方は、"ゆめーる封筒"を脇に挟み、点字矢印を口でくわえ引き上げると中に入っている糸で見事に開封できます。こんな封筒は"ゆめーる封筒"以外ありません。

特徴
  1. 角に点字矢印をもうけ、そこを指で破り、上に引き上げると中に入っている糸が紙をキレイに破って、開封できる。
  2. 字穴で矢印がもうけられているので、視覚障害者の方でも開封ができる。
  3. ハサミを使うことが困難な方は、点字矢印部分を口でくわえ、引き上げれば開封できる。
  4. 中に入っている糸は綿ですので、開封後は封筒と一緒に処理することができ、地球環境にも配慮した封筒です。
普及への活動

弊社では一般企業へのPRはもちろんのこと、各役所、社会福祉協議会、商工会議所等へのPRや、さまざまなイベント、展示会に積極的に出展をし、"ゆめーる封筒"が一人でも多くの方にお役立てるように、活動しております。

福岡盲学校

福岡県立福岡盲学校 先生と生徒さん

声

大手電機メーカー

当社が株主様宛の案内状に、ゆめーる封筒を使用したところ、これを受け取った株主様から、「おたくはええことやってるな、われわれ株主にここまで気を使ってくれてるのには感動した」とのメールが届きました。このゆめーる封筒を採用して本当によかった。

河野先生

ご自身も視覚障害者の河野先生からは「これは非常に開封しやすい、ハサミを探さなくてもいい、手で一瞬にして開封できる、こんな封筒が普及すればどんなに便利だろうかと思います。障害者にとて便利なモノは健常者にとっても非常に便利なものとなります。この封筒が国内に全世界に普及することを切に願うところです。」とのお手紙を頂きました。

浜野千春

2006年10月16日に兵庫のじぎく国体のブースで私が是非広めたいと思ったというか、「広めます」と約束したのが、ゆめーる封筒というもの。これは誰にとってても使いやすいもの、まさにユニバーサルデザイン。http://blogs.yahoo.co.jp/uta_ta_ne2006